[スピーカー]
NetApp Startup Accelerator Sr. Director - Strategy & Engineering Programs, Leader of NetApp Startup Accelerator
Ajeya Motaganahalli
米国シリコンバレーを本拠地とし、ITソリューシュンサービスを提供するNetApp。同社はFortune500にランクインする米国の大企業だ。NetAppはインドのバンガロールにインキュベーションオフィスを開設し、BtoBに特化したアクセラレータプログラム「The NetApp® Excellerator Program」を運営している。インドのスタートアップをどう支援しているのか、今回はその内容についてSr.DirectorのAjeya Motaganahalli氏に聞いた。

Ajeya Motaganahalli
NetApp Startup Accelerator
Sr. Director - Strategy & Engineering Programs, Leader
バンガロール大学卒業。Infosys TechnologiesやNTT Data Corporationで勤務。2018年よりNetAppにてアクセラレーションプログラム及びエンジニアのシニアディレクターを務める。

ビジネスモデル、プロダクト、資金調達を支援

 NetAppのインドでの公式的なローンチは2017年6月で、会社の方針は直接投資ではなく、他の企業とともにスタートアップの技術をサポートしながら育てていくことです。

 スタートアップにはオフィススペースや技術的なサポート、メンタリングも含めて様々なサービスを提供しています。スタートアップの支援対象は、シードからシリーズBまでです。都市としては投資家が多い、バンガロールとムンバイそしてデリーを中心としています。

 具体的な支援内容としては、まずスタートアップがマーケットに合ったプロダクトを開発するサポートをします。スタートアップはプロダクトを作るうちに様々な機能を追加しようとしたり、活動を広げすぎて失敗しがちです。ですからNetAppが方針を精査して、マーケットの要求に合うものを出すようアドバイスしています。またもちろん、技術研修も行います。このインキュベーションオフィスに専門家に来てもらい、スタートアップには技術面でのメンタリングを提供します。

 次に新規顧客開拓のサポートです。スタートアップを大企業へと連れて行ったり、ウェビナーを開催したりします。我々のセールスチームがスタートアップを積極的に支援し、これまで100件以上の受注機会を提供しています。

 もちろん資金調達の支援もします。VCを呼んで、スタートアップが彼らにピッチをする機会を作っています。これまでにアクセラレータに参加したスタートアップは、VCから累計4000万ドル以上の出資を受けています。

450社以上が応募。セレクションは2ヶ月

 アクセラレータプログラムのセレクションは年2回行っており、セレクションには2ヶ月をかけています。まず450社以上のエントリーがあり、その中から絞り込んだ200社と面談を行います。そのうち約20社をピックアップし、ピッチを行ってもらいます。

 さらにそこから11社が次のステージまでいき、2日間のブートキャンプに参加してもらいます。ブートキャンプではスタートアップが色々な課題を解いたり、ビジネスモデルのブラッシュアップを行います。その後、またピッチをしてもらい、最終的には6社をアクセラレータプログラムに選定するという流れです。

 なぜNetAppのアクセラレータプログラムに多くのスタートアップが参加してくれるかというと、NetAppがスタートアップやエコシステムへの貢献を中心に考えているからです。ともすれば、自社の売上アップなどを中心に考えがちですが、まずはインドのスタートアップエコシステムへの貢献を第一に考えることが大事だと思います。




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