Image: ClimaCell
膨大なデータを集め、必要な人に必要な天気予報を伝えるClimaCell。イスラエル空軍でのパイロットとしての経験が起業につながったというCo-FounderのRei Goffer氏に、これまでの天気予報と何が違うのか、話を聞いた。

Rei Goffer
ClimaCell
Co-Founder
10年間、イスラエル空軍に従事。2014年MITでMBA取得、2017年ハーバードケネディスクールでMPA取得。

パイロット時代、天気に悩まされた経験をもとに起業

―どのような経緯でビジネスをはじめたのですか。

 私と他の創業者は長く軍隊従事をしていたのですが、私はパイロットをしていて、飛行計画を立てる上でたびたび天気に悩まされました。天気予報があてにならず、たとえば夜間に突然、霧が出て視界が悪くなるといったことがしばしば起こります。こういった急な天候変化は、時に命の危険にもつながります。それでこの問題を解決したいと考えました。

―どのように解決したのでしょうか。

 まずはとにかく観察です。気温、湿度、風などのデータを集めます。天気予報と考え方は同じですが、これまではデータが足りなかったのです。今はIoTで車やドローン、様々なものにセンサーがついていますから、膨大なデータを集めることができます。そこから次に何が起こるか予測するモデルを立て、そのモデルを製品化しました。

Image: ClimaCell

特定のニーズに合った天気情報を提供

―顧客はかなり幅広い業態ということでしょうか。

 交通機関、ガス・石油業界、保険業界、スポーツリーグ、農業ももちろんです。たとえば政府が提供するような「皆が満足するようなサービス」は、一般化されてしまって、特定の人のニーズになかなか合いません。

 私たちは、予測を必要な人に必要な形でアウトプットする枠組みを作りました。何らかの意思決定をしたい人は、1時間後に雨が降るかを知りたいかもしれないし、来週の気温が必要かもしれない。3日後のトルネードの可能性が知りたい人もいます。使うツールも、スマホのアプリかもしれないし、コックピットの中かもしれない。スマホがないアフリカの農家かもしれない。様々な形態で情報を入手できるようにしています。

―日本企業とのコラボレーションには関心がありますか。

 すでに日本企業の顧客もいますが、これからもっと広めていくつもりです。航空業界はもちろん、交通機関、エネルギー関連など、それから広い意味でのテック企業とのコラボレーションを歓迎します。私たちは、この数年以内に世界一の天気予測企業になるつもりです。世界中の人々に本当に正確なデータをお届けしたいと思います。

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