スタートアップエコシステムの調査・取材で培った知見とネットワークを活かしてTECHBLITZがお届けするグローバルサミット「NEW JAPAN SUMMIT 2023 TOKYO」(10月27日開催@東京都千代田区・丸ビル)。前回記事に続き、今回は海外の参加スタートアップの中から、TECHBLITZ編集部がピックアップした5社を紹介。AI処理に特化することで汎用GPUを大きく引き離す性能を実現したイスラエル企業や、英国のNHS(健康保険サービス)も信頼を寄せる対話型プラットフォームの健康管理ソリューションを手掛けるスタートアップなど、一見の価値ありな海外スタートアップが顔をそろえている。
NEW JAPAN SUMMIT 2023 TOKYOとは:
世界のスタートアップエコシステムと日本をつなぐメディア「TECHBLITZ」が、これまでのスタートアップエコシステムの調査・取材で培った知見とネットワークを活かして企画・運営するグローバルサミット。国内外の「イノベーター(事業会社・スタートアップ・行政・アカデミア)」が集結し、イノベーション創出を促す実践的な「学び」と、共創を目指すための充実した「繋がり」の場を提供します。
世界のスタートアップエコシステムと日本をつなぐメディア「TECHBLITZ」が、これまでのスタートアップエコシステムの調査・取材で培った知見とネットワークを活かして企画・運営するグローバルサミット。国内外の「イノベーター(事業会社・スタートアップ・行政・アカデミア)」が集結し、イノベーション創出を促す実践的な「学び」と、共創を目指すための充実した「繋がり」の場を提供します。
<目次>
・1.【Hailo】AI処理特化プロセッサで省面積・省電力
・2.【Sensely】スマホの中のバーチャルナース
・3.【Flexiv Robotics】ロボット制御をより感覚的に
・4.【MODE】データ活用で世界から「Unknown」をなくす
・5.【ELSA Japan合同会社】AI駆使して英語発音の上達をお手伝い
1.【Hailo】AI処理特化プロセッサで省面積・省電力
設立年 | 2017年 |
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URL | https://hailo.ai/ |
Hailo(本社:イスラエル・テルアビブ)は、エッジデバイスにデータセンタークラスのコンピューターの性能を与えるAIマイクロプロセッサを開発。AI処理に特化した専用品のため、汎用GPUと比較して面積や消費電力で大きなメリットを提供している。
自動車、スマートシティ、インダストリー4.0、スマートリテールなどの分野で製品の利用が進む。例えば、自動車向けでは特殊なインテリジェントカメラに大きく依存する先進運転支援システム(ADAS)のサポートに役立てられており、スマートシティ分野では人通りの多い大型公共空間での監視カメラの運用レベルを引き上げている。
自動車、スマートシティ、インダストリー4.0、スマートリテールなどの分野で製品の利用が進む。例えば、自動車向けでは特殊なインテリジェントカメラに大きく依存する先進運転支援システム(ADAS)のサポートに役立てられており、スマートシティ分野では人通りの多い大型公共空間での監視カメラの運用レベルを引き上げている。
image: Hailo ※2022年にTECHBLITZが取材した記事はこちら
2.【Sensely】スマホの中のバーチャルナース
設立年 | 2013年 |
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URL | http://www.sensely.com |
Sensely(本社:米カリフォルニア州)は、対話型プラットフォームを用いた健康管理ソリューションなどを提供。日本語を含む30カ国語に対応している。代表的なサービスの「症状チェッカー」は、ナースアバターに症状を伝え、複数の質問に答えることで、適切な対処法が提示される。英国のNHS(健康保険サービス)とは協業で専用アプリを開発し、医者にかかる前の対処などに活用されている。
アバターとチャットボットを用いたプラットフォームは、健康管理ソリューションに限らず、保険会社の加入手続きや問い合わせ対応など、顧客支援の入口となるサービスに活用されている。
アバターとチャットボットを用いたプラットフォームは、健康管理ソリューションに限らず、保険会社の加入手続きや問い合わせ対応など、顧客支援の入口となるサービスに活用されている。
image: Sensly ※2020年にTECHBLITZが取材した記事はこちら
3.【Flexiv Robotics】ロボット制御をより感覚的に
設立年 | 2016年 |
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URL | https://www.flexiv.com/en/ |
Flexiv Robotics(本社:米カリフォルニア州)は、スタンフォード大学のロボットとAI研究所のメンバーらによって設立されたロボット自動化を手掛けるスタートアップ。複雑な環境下でも高い適応力を発揮する産業用ロボットアーム「Rizon」を主力製品とする。
「Rizon」専用のソフトウェアは特定のプログラミングを必要とせず、視覚化されたコマンドを「ドラッグ&ドロップ」する簡単な操作で制御・監視の設定が可能。従来の複雑な手順を簡素化しただけでなく、類似のタスクは過去の設定を流用できるなどユーザーフレンドリーな設計が特徴となっている。また、2023年5月には完全自動化のマッサージロボットを開発したと発表した。
「Rizon」専用のソフトウェアは特定のプログラミングを必要とせず、視覚化されたコマンドを「ドラッグ&ドロップ」する簡単な操作で制御・監視の設定が可能。従来の複雑な手順を簡素化しただけでなく、類似のタスクは過去の設定を流用できるなどユーザーフレンドリーな設計が特徴となっている。また、2023年5月には完全自動化のマッサージロボットを開発したと発表した。
image: Flexiv Robotics ※2023年にTECHBLITZが取材した記事はこちら
4.【MODE】データ活用で世界から「Unknown」をなくす
設立年 | 2014年 |
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URL | https://www.tinkermode.jp/ |
MODE(本社:米カリフォルニア州)は、「IoTの面倒な部分をまるごとカバー」するシリコンバレー発のスタートアップ。建設・土木業やセンサーメーカー、施設管理などの業界を対象にソリューションを提供する。
ソリューション型IoTプラットフォーム「MODE BizStack」は、複数の作業現場を比較して可視化できるサービス。アナログな業務が多い現場データをクラウド上に集約し、専用ダッシュボードで一元的に可視化することで、経営戦略の効率的な遂行を可能にする。
ソリューション型IoTプラットフォーム「MODE BizStack」は、複数の作業現場を比較して可視化できるサービス。アナログな業務が多い現場データをクラウド上に集約し、専用ダッシュボードで一元的に可視化することで、経営戦略の効率的な遂行を可能にする。
image: MODE ※2023年にTECHBLITZが取材した記事はこちら
5.【ELSA Japan合同会社】AI駆使して英語発音の上達をお手伝い
設立年 | 2016年 |
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URL | https://elsaspeak.com/en/ |
ELSA Japan合同会社は、英語発音矯正アプリを提供するELSA(本社:米カリフォルニア州)の日本法人。ELSAは、ベトナム出身で自身も英語のスピーキングに苦労した経験を持つ共同創業者の女性がCEOを務める。
同アプリは、単語ではなく音節ごとのフィードバックで、イントネーションやリズム、流暢さも評価されるのが特徴。個人向けだけでなく、法人向けや学校向けのサービスも提供している。
同アプリは、単語ではなく音節ごとのフィードバックで、イントネーションやリズム、流暢さも評価されるのが特徴。個人向けだけでなく、法人向けや学校向けのサービスも提供している。
image: ELSA ※2021年にTECHBLITZが取材した記事はこちら