脆弱性をスコアカードで表示 リスクを測定し、問題を改善
情報セキュリティリスクを数値化し、ハッキングや情報漏洩に立ち向かうSecurityScorecard
ランサムウェア被害、機密情報の搾取、個人情報漏洩などサイバーセキュリティに関する事件が後をたたない。NY発のスタートアップSecurityScorecardは、特定の会社の脆弱性をスコアカードで表示するプラットフォームを開発した。セキュリティのどこに穴があるか分かれば、そこを埋められるということだ。今回はCEOで創業者のAleksandr Yampolskiy氏に製品について詳細を聞いた。
組織内のすべてのIT資産を管理、データを分析
「あなたの組織が管理する端末数を知っていますか?」IT資産管理の課題を解決するAxonius
社内システムやクラウド、従業員が利用する端末、IoTデバイスなど、組織が使用するコンピューティングリソースは多岐に渡り、その資産管理は非常に困難になっている。イスラエルで生まれ、ニューヨークに本社を置くAxoniusは、サイバーセキュリティを重視した資産管理のサービスだ。Axoniusは、企業がネットワークに接続しているさまざまなIT資産を管理・追跡し、そのデータを約300種類のサイバーセキュリティツールに接続して分析している。
企業のサイバーリスクを分析、保険会社のリスクを軽減
企業の「脅威さらされ度」を分析するサイバーセキュリティリスクプラットフォームCyberCube
CyberCubeは法人向けサイバー保険商品を提供する保険会社や再保険会社を対象に、個々の被保険者および全世界的に企業のサイバーセキュリティリスクを分析する、シマンテック社からスピンオフしたスタートアップだ。今回はCEOのPascal Millaire氏に話を聞いた。
Image: CyberCube
攻撃者を先回りして危険性を検知、可視化
CEOはイスラエル軍諜報部隊出身 「攻撃者の手口」を熟知、リスクを未然に防ぐ サイバーセキュリティ企業 CyCognito
企業向けにネットワーク上のセキュリティリスクを可視化するサービスを提供するCyCognito(米カリフォルニア)。攻撃者を先回りして危険性を検知するプラットフォームで、不正アクセスの可能性があるネットワークの脆弱性を見つけ出す。Fortune 500のグローバル企業での導入事例もあり、実績を積み上げている。イスラエル軍の諜報部隊出身で共同創業者、CEOのRob Gurzeev氏に、多くの企業が直面するセキュリティの課題やそれに対する同社のソリューションについて聞いた。
AIシステムをより安全で、強固に
ハーバード卒の日本人が共同創業。セコイアキャピタルも認めたAIセキュリティプラットフォームの先見性
Robust Intelligenceは、ハーバード大卒の日本人研究者とその指導教授が共同で設立した新鋭スタートアップだ。AIセキュリティに取り組んでいる。共同創業者の大柴行人氏は高卒後に渡米し、ハーバード大学に入学、そのまま20代で起業した。2019年の創業から1年で、米国での導入実績が進み、2020年に大手VCであるSequoia CapitalからのシリーズAの資金調達に成功している。今回は大柴氏に事業内容と今後の構想について聞いた。
Eコマースでの不正アクセスを検知、防止
イスラエル発、オンライン取引の不正検知サービスのForter
Forterは、ECにおける不正行為を検知・防止プラットフォームを提供するスタートアップだ。2013年にイスラエルで創業し、2020年には2000億ドル以上のオンライン取引を保護した実績を持つ。現在まで2億2500万ドルを資金調達し、2021年4月には日本オフィスの開設も控えている。今回はCEO & Co-FounderのMichael Reitblat氏に話を聞いた。
Photo: Rawpixel.com / Shutterstock
データをクラスター化、攻撃をより効果的にリアルタイムで検出
デジタル詐欺から消費者を守る。「教師なし機械学習」による詐欺検出ソリューションプロバイダーDataVisor
DataVisorは、独自の「教師なし機械学習」を使ったAIにより、リアルタイムでデジタル詐欺を防ぐプラットフォームを提供している。あらゆる業種に対応し、世界中で40億アカウントを守っている同社は、日本市場参入に興味を示す。今回はVP of MarketingのPriya Rajan氏に話を聞いた。
Image: DataVisor
サイバーセキュリティをデータ化 応用可能な形に
散らばるセキュリティデータを一カ所に集め意思決定を促す 米国発サイバーセキュリティプラットフォームMonad
ビジネス上、ずさんなデータ管理や脆弱なセキュリティは、会社に甚大な被害をもたらしかねない。今回は、改革が遅れがちなセキュリティ業務に新風を吹き込む米国発のMonadを紹介したい。2020年設立の同社はセキュリティデータに簡単にアクセスできるプラットフォームを提供し、大手VCであるSequoia Capitalなどから累計1900万ドルの資金調達を行っている。CEOであるChristian Almenar氏に、事業内容や業界動向などについて話を聞いた。
医療機器、ネットワークを守る
IoT化が進む医療機関を守る。医療サイバーセキュリティのMedigate
Medigateは、医療サイバーセキュリティに特化したイスラエル発のスタートアップだ。医療機関でネットワークに接続されている機器をサイバー攻撃から守り、同時にインベントリー管理および運用効率の改善を可能にする。今回は創業者でCEOのJonathan Langer氏に話を聞いた。
Image: Medigate
アプリの脆弱性を見つけて攻撃を防ぐ
ゼロトラストプラットフォームでアプリを守る。サイバーセキュリティテックTrueFort
目まぐるしく変化するサイバー環境で自社製品を守るのは容易ではない。コロナ禍でインストールを迫られるソフトウェアやアプリが増えた現状は、裏を返せばその分情報漏洩の可能性も増えたということだ。今回取り上げるTrueFortは、日々私たちが使うアプリなどの安全性を守る技術を提供しているスタートアップ。20年以上に渡り金融業界で技術開発を行ってきたTrueFortの創業者でCEOのSameer Malhotra氏が取材にこたえた。
企業内のセキュリティとネットワークサービスを1つに
全く新しいクラウド型のセキュリティサービスを展開。イスラエル発クラウドセキュリティプラットフォーム Cato Networks
企業内のセキュリティとネットワークサービスを1つに融合するという画期的なアイデアをソリューションにした企業がある。2015年にイスラエルで設立されたCato Networksは、現在日本では、資生堂、ライオン等で導入されているSASEプラットフォームの開発者である。共同創業者であり、30年にも渡る業界経験を有するShlomo Kramer氏が取材にこたえた。