Epsagonは、マイクロサービス、コンテナ、サーバーレスなど、クラウドを使ったアプリケーションのモニタリングとトラブルシューティングをSaaSで提供している。今回はCo-founder & CEOのNitzan Shapira氏に話を聞いた。

(2021年にCisco Systemsが買収。2023年6月追記)

実稼働環境で全てを見守り状況を教えてくれる「自動化されたGuardian」

―まずはEpsagonのサービスをご紹介ください。

 クラウドファーストなアプリケーションは高度に分散され、ソフトウェアも複雑化しているため、トラブルシューティングには数時間または数日かかり特に困難でした。当社は、自動化したend-to-endモニタリングにより可視性を確保し、問題を検出してリアルタイムでアラートする機能と、迅速かつ効率的なトラブルシューティングをSaaSで提供しています。

 モニタリング機能は比較的シンプルなものなので、「分散された複雑な環境における迅速かつ効率的なトラブルシューティング」が当社のサービスの要です。

 他社のモニタリングサービスでは、ユーザーに問題のログデータなどを渡すだけで、その把握や対処はユーザーが自力で行います。当社のプラットフォームでは、ユーザーはアプリケーションで起きていることをスナップショットで見るように正確に認識でき、検知された問題を迅速かつ効率的に対処することができます。  

Nitzan Shapira
Epsagon
Co-founder & CEO
Technion-Israel Institute of TechnologyにてComputer Scienceの修士号を取得。大学在学中にIntelでSoftware Developerを2年間務め、修士課程で学びながら、イスラエル国防軍Elite Technology Unitに入隊。同Unitに7年間所属。国防軍の仲間と共に2018年にEpsagonを設立。
 

2020年には人員を2倍に増やしスケールアップを目指す

―シリーズAラウンドで16M米ドルの資金調達に成功されましたね。

 はい、シリーズAの後に本社をイスラエルからニューヨークに移し、マネジメントチームを編成しました。マーケティング、カスタマーサクセスと営業部門でも経験豊かな人材を雇用できました。現在も、これら部門とビジネス開発チームの採用も進めており、年末までに人員を2倍にする予定です。

 2019年はスケーリングして成功した年でした。次回の資金調達ラウンドは、2021年頃に行いたいと考えているので、それまでに事業を拡大し、更に実績を積んでいきたいと考えています。

主に米国、他にヨーロッパで顧客を増やしている

―今後の目標として米国以外での展開も視野に入っていますか。

 当社の顧客のほとんどは米国内の企業ですが、英国、ドイツやイスラエルなどにも非常に重要な顧客が沢山います。

 拠点という意味では、ニューヨークの本社以外に、イスラエルにエンジニアリングとプロダクトチームがいて、営業部門はサンフランシスコにオフィスを持っています。

―日本市場での展開も検討されていますか。

 日本は伝統的な市場ですが、AWSやクラウド分野では非常に強い国内市場があります。しかし日本市場への展開はまだ具体的な予定はありません。アジア地域に営業部門を設ける予定もまだ立っていないので、日本で展開する場合、代理店を見つけて販売する方法が考えられます。

 当社は、AWSのDevOpsパートナーソリューションの1つですので、日本でもAWSのサイト内で紹介されています。今後本格的に日本市場で展開する場合は、AWSの日本コミュニティを活用することも考えられますね。



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