累計200億円超を調達したユニコーン。プロダクトのデジタル体験向上を支援するPendo

累計200億円超を調達したユニコーン。プロダクトのデジタル体験向上を支援するPendo

North Carolina / Startup / Pendo
2020/05/15

最適なデジタルエクスペリエンスが企業の重要課題

 Pendoは、2019年10月のシリーズEラウンドで、1億ドルの資金調達に成功し、企業価値10億ドルのユニコーン企業となった米国ノースカロライナ発スタートアップだ。

 Pendoは企業のソフトウェアやアプリなどの利用状況を把握し、製品のプロダクトマネジメントとデジタルエクスペリエンスの向上を支援している。Co-founder & CEOのTodd Olson氏は「企業のソフトウェアやアプリのビジュアルエクスペリエンスはユーザーが最初に触れるものであり、とても重要です。我々のサービスはとてもシンプルで、企業がユーザーがどのようにプロダクトを利用しているのか、ユーザーのニーズは何か、どの機能がうまくいっていて、どれがうまくいっていないのかなどをデータで分析できます」と語る。

 Pendoのプラットフォーム「Pendo Product Cloud」には、「Insights(インサイト)」「Sentiment(ユーザー意識調査)」「Guidance(ガイダンス)」「Feedback(フィードバック)」「Roadmap(ロードマップ)」の5つの機能がある。これらを利用することで、顧客満足度の向上やプロダクトの改善、チームの生産性向上までをカバーすることが可能だ。

一つのプラットフォームで包括的にユーザーエクスペリエンスの向上を

 Pendoの強みはユーザーのデジタルエクスペリエンスに直結する要素を全て包括的に、一つのプラットフォームで提供している点だ。

 例えば、企業が提供するアプリの利用状況を機能ごとに把握し、ユーザーのニーズや、使われている機能と使われていない機能を理解し、フィードバックなどと併せて分析。これに基づき、新機能やロードマップにおける機能の優先順位付けなど、価値向上につながる提案を行う。提案を実施した場合にはその成果も確認可能だ。

 他には、アプリ内で各ユーザーに個別化したガイドやサポートを提供できる機能もあり、新機能に対してユーザーが「操作方法のこの部分がわからない」など、サポートが必要なポイントがあればその場でカスタマーサポートが対応することもできる。

 また様々なアプリケーション、プラットフォームとの連携も充実しており、SalesforceやSlack、WordPressなどと連携させることが可能だ。

企業価値10億ドルのユニコーン

 Pendoは2019年の10月にSapphire Venturesをリードインベスターとし、1億ドルの資金調達を実施した。これまでの資金調達額は2億830万ドルとなり、ユニコーンの仲間入りを果たした。

 すでに3カ国、6カ所にオフィスを構え、顧客数は1300にのぼる。顧客層はFortune 500企業からBtoBのスタートアップ、教育機関、NGOと幅広い。主な顧客にはCisco、OpenTable、Red Hatなどの大手企業が名を連ねる。

 日本展開についてOlson氏は「日本は産業用品の市場規模が大きい国です。そしてソフトウェアも相当数あり、当社にとって非常に大きな市場です。これまで顧客とはほとんどが直接契約で、パートナー経由の契約はごく一部ですが、日本で展開するのであれば、日本企業とのジョイントベンチャーまたは、優秀な現地パートナーが必要です」と語った。

Todd Olson
Pendo
Co-founder & CEO
大学入学以前の1989年から1996年までBank of AmericaにてDeveloper/Analystを務め、1997年にCarnegie Mellon Universityを卒業。企業に務めていた経験もありながら、ソフトウェア系スタートアップを2社設立し、内1社はIPOに成功した起業家。2014年にPendoを設立、CEOに就任。
 

設立 2013年
事業内容 ソフトウェアおよびアプリケーションの最適化
資金調達額 2億854万USドル(2020年5月現在)
従業員数 100人以上
拠点 Raleigh, North Carolina
URL https://www.pendo.io/
関連記事
「Global Open Innovation Insights」をリリース 企業担当者の68.4%が課題感をもち、自己評価は社内体制と連動
「Global Open Innovation Insights」をリリース 企業担当者の68.4%が課題感をもち、自己評価は社内体制と連動
「Global Open Innovation Insights」をリリース 企業担当者の68.4%が課題感をもち、自己評価は社内体制と連動の詳細を見る
ディープラーニングによる高性能認識カメラで自動運転車の未来を担うStradVision
ディープラーニングによる高性能認識カメラで自動運転車の未来を担うStradVision
ディープラーニングによる高性能認識カメラで自動運転車の未来を担うStradVisionの詳細を見る
企業のCSR、事業開発を強力にアシスト。「サステナビリティ・スタートアップ65」を公開
企業のCSR、事業開発を強力にアシスト。「サステナビリティ・スタートアップ65」を公開
企業のCSR、事業開発を強力にアシスト。「サステナビリティ・スタートアップ65」を公開の詳細を見る
サイロ化したソフトウェアをブラウザ上で一元管理Workona
サイロ化したソフトウェアをブラウザ上で一元管理Workona
サイロ化したソフトウェアをブラウザ上で一元管理Workonaの詳細を見る
創薬プロセスを簡単にするテクノロジープラットフォームPostEra
創薬プロセスを簡単にするテクノロジープラットフォームPostEra
創薬プロセスを簡単にするテクノロジープラットフォームPostEraの詳細を見る
【スタンフォード】コロナ禍こそ、オープンイノベーションのチャンス
【スタンフォード】コロナ禍こそ、オープンイノベーションのチャンス
【スタンフォード】コロナ禍こそ、オープンイノベーションのチャンスの詳細を見る