コロナ前から利用されているリモートワーク支援ツール
―まずはWorkona設立の経緯を教えていただけますか。
Workonaのもう1人の共同創設者と私は、元々は会社の同僚で、共に製品開発に携わっていました。その会社を退職した後も、一緒に仕事をしていたのですが、彼はサンディエゴ在住で、私はベイエリアにいたので、リモートでプロジェクトを進めていました。当時私たちは、共通のプロジェクト以外にも、個々に別のプロジェクトに携わっており、プロジェクト管理に苦労していました。特に、プロジェクト毎にブラウザを変えなければならないことが非常に不便でした。これがきっかけで、ブラウザ上でソフトウェアを一括管理できるシステムの構築に取り組み、Workonaが完成しました。
現在Workonaは、全世界に10万人以上のユーザーがいます。日本は、当社にとってアメリカに次ぐ重要なユーザーベースで、7,500人のユーザーがいます。
ブラウザ上でソフトウェアを整理・管理する
―具体的にどういった機能があるかご紹介いただけますか。
今は仕事でブラウザを使うことが多くなっています。しかし、そもそもブラウザは業務用に作られていません。仕事で使うには、使いづらいツールです。Workonaは、ブラウザを仕事仕様に変えるプラットフォームです。
Workonaでは、必要なデータやソフトウェアをプロジェクト毎にWorkspaceにまとめ整理し、プロジェクト(Workspace)単位で管理ができます。Workspaceはフォルダのような物で、Workspaceを切り替えることで、開いているタブや中身も切り替わります。また、Workspace単位で、チームメンバーや共同で作業をしている相手と共有できるので、非常に便利です。Workspaceには任意の名前を付けることができ、「Workspaces」という画面に名前が一覧で表示されます。特定のプロジェクトに集中したい時は、他のWorkspaceを一時的に非表示にすることができ、集中しやすくなります。また、非常に整理整頓されますので、作業ストレスも軽減されます。
Workonaは、Chrome、Microsoft EdgeそしてFirefoxの拡張機能として使え、Zoom、SlackやGitHubなど、ビジネスで使われている主要ソフトウェアはほとんど全て統合できます。そして、Apple Spotlightのような検索機能があるので、統合したソフトウェアを対象に検索ができます。
日本市場で販売パートナー募集中
―日本はアメリカに次ぐ重要なユーザベースだと伺いましたが、日本市場のパートナーには何を求めますか。
日本でも継続的に成長したいと考えていますので、製品を迅速に市場導入できるよう、支援してくれるディストリビューションパートナーを募集しています。