Google以前のWeb領域のような可能性
―どのような経緯でThe Podcast Appを立ち上げたのでしょうか。
The Podcast Appは私が作った2社目の会社なのですが、1社目はモバイルアプリで世界中のラジオを聞くことができるStreemaという会社を創設しました。これは米国の移民の間で大変人気がでました。母国で何が起こっているかを知るのにとてもいいツールになったためです。
オーディオコンテンツの分野は、Googleが登場する前のWeb領域のように、可能性があると感じ、The Podcast Appを立ち上げることにしました。ポッドキャストを通じて人々はもっと学んだり、すきま時間を使って楽しんだりすることができます。
Netflixのようなおすすめ機能を搭載。いずれ教育のプレミアムコンテンツも
―どのようなアプリケーションなのでしょうか。
Googleのように簡単にポッドキャストで必要なコンテンツを検索することができ、Netflixのように履歴からおすすめする機能もあります。このアプリで世界中の人たちが様々なコンテンツにアクセスできるようになります。現在600-700のインデックスがあり、5000万個のエピソードがあります。
Image: The Podcast App
―ビジネスモデルはどうなっていますか?
今はアプリの画面に出てくる広告収入がメインになっていますが、いずれプレミアムの教育コンテンツにアクセスできるマーケットプレイスになりたいと思っています。私たちの長期的な目標は、ポッドキャストを世界で一番大きい大学にすることです。世界中の教育機関と協業していくことができればと思っています。
来年、アジア展開も
―競合他社に比べてどのような点に強みがありますか?
私たちは誰でも簡単に使えるUIにこだわっており、ユーザーエクスペリエンスではユニークなポジションを確立していると思います。大手でコンテンツを多く保有している競合他社はありますが、使い勝手やアクセスのしやすさで優位性を発揮していけたらと思っています。友達とコンテンツをシェアできるなどのソーシャル機能もこれから作っていくつもりです。
―海外展開はどのように考えていますか。
中国は巨大な市場なので、注目してロードマップを描いているところです。来年はアジア進出をしてきたいと思っています。