車で出かけてきたはいいが、駐車場が見つからない…。結局ずいぶんと歩く羽目になった…。こうした経験があると、車で出かけること自体をためらってしまうのではないか。このような悩みを解決するため、様々なデータから目的地まで歩きやすく駐車できる可能性が高い場所を提示してくれるサービスを提供しはじめたParknav。パートナーのJeremy Leval氏に話を聞いた。
駐車できる可能性が高い通りを提案
―どのようなサービスを提供していますか?
私たちは通りに応じて、どこに駐車するのが違法か、有料の場合はいくらなのかといった情報を集めています。そのうえで、この通りが開いている可能性が高いかどうかという情報を提供しています。ここに1台分、2台分の駐車スペースがあるとは言いません。その後すぐに埋まってしまうかもしれないからです。ただ可能性の高さを示します。レストランに行きたいと思えば、そのレストランに歩いて行きやすい場所で提案しナビゲーションします。
―どのようなビジネスモデルですか?
BtoBで企業向けに販売して、企業が顧客に提供しています。私たち自身はデータ企業であって、アプリそのものを作っているわけではありません。
データ分析は駐車場以外にも適用可能
―データはどのように集めているのでしょうか。
データを顧客やパートナー起業、つまり車そのもの、通信記録、カーシェアリング会社、保険会社など様々なところから集めます。私たちはこの様々な種類のデータを分類して、そのデータの持つ意味やどうそれらが繋がっているのかを理解し、駐車場が空いているかどうかの判断に使っています。
―今後の展望を教えてください。
私たちのゴールは、できるだけ多くの都市で私たちのサービスを提供することです。現在1000都市で提供していますが、10000都市に拡大していきたいです。国によって状況は異なりますが、日本では小さな駐車スポットを多数持つ企業とテストを行い、私たちのサービスが有効だと感じています。