マイニングプロセスを省エネに
―Chiaではどのようなことに取り組んでいるのでしょうか。
創業以来、当社は主にChiaブロックチェーンとスマートトランザクションプラットフォームの開発に注力し、その潜在的な利用を促進し始めています。
そして、Bitcoin、Ethereum、Rippleなどの伝統的な金融機関よりも効率的かつ安全、使いやすい方法で、分散型デジタルマネーを構築し、サポートすることを目的としています。マイニングプロセスをより無駄なく、脱中心化してよりよいブロックチェーンプログラミングの環境をつくり、よりスマートな取引を目指しているのです。
―これまでの仮想通貨との違いはどこにありますか。
Chiaはスマートトランザクションに向いていますが、特にマネータイプアプリケーションでの利用に長けています。もしあなたが仮想通貨を安全に保管するウォレットを持ちたいとしましょう。ウォレットはどれくらいの速さでお金を使えるかに制限があったり、お金を使うたびに少し待機時間があります。またもしトランザクションのタイミングで不正な引き出し等があった場合にはクローバックされる可能性もあります。
ビットコインでは、もし誰かにペーパーウォレット(アドレスと秘密鍵が書かれた紙)を盗まれてしまうと、全てのお金を取られてしまいます。しかし私たちのアイデアはリカバリー情報によってあなたのお金を取り戻せますというもので、もしそのリカバリー情報を誰かが盗んでも、必ず取り戻せます。
―Chiaの強みを教えてください。
Chiaブロックチェーンとスマートトランザクションプラットフォームは、既存の仮想通貨、Bitcoin、Ethereum、Rippleのプラットフォームに付加価値を提供します。Chiaブロックチェーンは、BitcoinやEthereumで使用されている "Proof of Work "を、2008年にBitcoinが登場して以来、初めての新しいコンセンサスアルゴリズムである "Proofs of Space and Time"に置き換えています。
"Proofs of Space and Time"は、電気や専用のハードウェアの代わりに未使用のディスクスペースを活用します。
Chiaブロックチェーンは、既存の金融機関よりもオープンでアクセスしやすく、BitcoinやEthereumブロックチェーンよりも効率的で無駄が少なく、Ethereumブロックチェーンよりも安全なスマート金融取引のために設計されたブロックチェーンでありながら、最も分散化されたブロックチェーンとなります。
総合的なエコシステムを持ちたい
―長期的にはどのようなゴールを目指していますか。
長期的には貸金、あるいはChiaを貸せるようになりたいです。そこで利子を取るビジネスを考えています。開発者たちがChiaの上に様々な機能を構築できるようにし、そこでChiaを使って送金をするなどが可能になる総合的なエコシステムを持てたらいいと考えています。
―日本企業とのパートナーシップに興味はありますか。
既存企業とのパートナーシップでいえば、ストレージ供給者を探しています。日本市場にも興味はあり、日本人も採用しています。