Image: CANVAS Technology
産業用に自動運転ソフトウェア、ハードウェアを提供しているCANVAS Technology。3Dで周囲の環境を把握し、モノを運ぶこともできるカートを工場内や港など環境変化の大きい施設内で走らせる。CEOのJonathan McQueen氏に話を聞いた。*CANVAS Technologyは記事配信翌日に買収されました。情報は取材時のものです。

Jonathan McQueen
CANVAS Technology
CEO
1992年カリフォルニア大学デービス校(メカニカルエンジニアリング)卒、2000年コロンビア大学でMBA取得。米クアルコムや英国のテクノロジー企業で働いたのち、2015年にCANVAS Technology起業。

産業用の自動運転技術

―どんなサービスを提供していますか。

 工場、小売業、港などの顧客に対して、産業用の自動運転のためのソフトウェアとハードウェアを開発しています。産業用には通常使われていないセンサーを利用しています。元々は技術をデモンストレーションするためだったのですが、実際に施設内を動き回ってモノを運ぶことができるカートも作っています。次の2~3年でもっと大きなモノに対応できるよう技術を統合していくつもりです。

―どれくらいの時間で、実際に機器は活用できるようになりますか?

 システムを導入すると、施設の大きさにもよりますが、通常1日で3Dビジョンによって地図を作れます。乗り物を走らせるのは簡単です。難しいのは、この箱をスキャンして、あそこに運んで、といった業務を任せられるようにするところ。数日から1週間で施設内のプロセスに慣れさせることができます。

環境変化に対応して地図を自動更新

―強みはどのようなところにありますか。

 サンフランシスコや東京の街中と違って、工場内や港では降ろした積み荷が置かれるなどの理由で、常に環境が大きく変わっています。私たちの技術はこうした環境変化があっても、自動的に地図を更新し続けるので、対応ができます。その結果、カートは迷子になったりつっかえたりせずに、ほとんどのケースで目的地にたどり着くことができています。

工場運用で苦労したことがきっかけ

―どうしてこの事業をはじめたのですか。

 私自身がある工場を運用していたのです。中では、常に物の場所を変える必要があったのですが、なかなか必要なときに必要な場所に機械がないわけです。

 そこで様々なサービスを調べたのですが、通常非常に高額で壊れやすく、何か良い方法はないかと思っていました。同時に、フォークリフトはとても危険で、何かこれに置き換わるものも必要だと感じていました。

―今後のビジョンを教えてもらえますか。

 私たちのカメラや3Dキャプチャーの技術は様々な分野に応用可能です。そういう意味で、今後の方向性はまだ一つに絞り切っていません。さまざまな可能性を検討しているところです。



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