バーチャルなイベントをより「リアル」に
――まず御社のサービスについて詳しく教えてください。
私たちは、リモートでミートアップやサミット等のイベントを開催するためのツールを提供しています。
また、1つの都市に50人もいないようなニッチな業界に所属するナレッジワーカーの交流の場を、物理的に開催する場合、非常にコストがかさみます。私たちはそのような人々のためのイベント開催もサポートしています。
――コロナ禍、オンラインイベントのプラットフォームは増えています。御社の強みは何でしょうか。
例えばZoomやTeamsを使用して国際規模のイベントを開催すると、間違いなく煩雑になり失敗するリスクが伴います。私たちのプラットフォームでは、1回のセッションに16人のスピーカーを呼ぶことができ、1万人以上が参加できます。
また、他のプラットフォームと異なる点は、現実でイベントを開催しているような、直感的な体験を生み出すことに成功している点です。
私たちの製品はネットワーキング、キャリアフェア、ワークショップ等多様な種類のイベントに適しています。オンラインブランチまで開催したこともありますよ。みんなそれぞれのいる場所でご飯を食べたり、コーヒーを飲みながら会話を楽しむのです。
――どんなビジネスモデルをとっていますか。
フリーミアムモデルを採用しています。小規模なイベントであれば無料で活用することができます。もし参加者100名以上のイベントを開催したり、イベントにロゴを掲載する等のブランディングを行う場合は、月額99ドルからの有料プランや、大規模サミット向けのプランを使っていただいています。
Image: Airmeet
日本でも展開。世界各地からプロが集まるイベント開催を
――どんな将来の展望を描いていますか。
現在は毎月約2000件のイベントを開催していますが、次の6〜8ヶ月でこの数字を3万件まで上げるのが目標です。
長期的ミッションは、地理的な違いで生じるイベント参加率の差を無くすことです。私たちは、ナレッジワーカーがどこにいても、その才能を発揮できるようなバーチャルな場所を作り上げたいのです。 彼らにとってのグローバルなエコシステムとなればいいと思います。
――日本にも多くのユーザーがいるそうですね。
ええ。日本は、テクノロジー使用に関して常に先を行く国です。私たちの製品は、視聴覚的な要素が強い分、人々が自然なコミュニケーションを楽しむことができ、多様な地域・言語にフレンドリーだと思います。