読者の皆様に多様な情報を届けるべく、スタートアップデータ分析サービス「Tracxn」による「サイバーセキュリティ概況」レポート(日本語訳版)の一部をご紹介します。より詳しい内容については、記事内のボタンからご入手ください。
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 「Tracxn」はスタートアップデータ分析を専門におこなう企業です。インド・バンガロールを拠点とし、2,500以上の技術分野の情報をデータベース化しています。

Image: Tracxn HP

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世界のサイバーセキュリティ関連スタートアップの動向を一括で把握

 本レポート「サイバーセキュリティ概況」の主な内容は以下の通りです。

  • サイバーセキュリティ市場の最新動向 (2025年4月時点) と全体像
  • 過去1年間における資金調達トレンドと分析
  • TinesHalcyonChainguard などの注目のユニコーン企業とそのトレンド
  • データセキュリティプラットフォーム、IoTセキュリティソフトウェア、不正防止マネジメントなどの主要ビジネスモデル別の資金調達ランキングと注目スタートアップ

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データで読み解くサイバーセキュリティ市場

 世界のサイバーセキュリティ市場は広範で、24,000社以上が活動し、これまでに総額1,400億ドルが投じられています。特に米国は企業数(8,472社)、資金調達シェア(67.3%)共に市場を力強く牽引しています。

 近年の資金調達は変動が大きく、2021年のピーク時(年間268億ドル)から2023年(年間82億ドル)にかけて大きく落ち込みましたが、2024年には102億ドルと若干の回復を見せました。

 地理的に見ると、企業数が圧倒的に多いのは米国です。これは、技術革新を促す巨大なスタートアップエコシステムが存在していることに加え、サイバー攻撃に対する危機感の高さも要因として考えられます。ある調査結果*によると、米国は世界サイバー犯罪指数ランキング4位に位置しており、課題解決に対するニーズの高さが伺えます。企業数では、米国の他に英国(1,833社)、インド(1,415社)なども多くの企業を擁しています。なお、サイバーセキュリティ市場でも注目の高いイスラエルは、資金調達額において高い世界シェア(10.2%)を占めています。

 過去には232件のIPOの実施されたほか、シスコシステムズによりSplunkが280億ドルで買収されるといった大型M&Aも見られ、市場の活気を示しています。

*Mapping the global geography of cybercrime with the World Cybercrime Index

 投資環境の選別色は未だ高くはありますが、このような状況下でも、成長分野への投資は活発です。直近1年間では、ビジネスモデルが「クラウドインフラセキュリティソフトウェア」(12億ドル)や「AIモデルセキュリティ」(11億ドル)が多額の資金を集め、市場成長の牽引役として注目されています。有力スタートアップへの資金集中も見られ、過去2年間でSSI Wizがそれぞれ10億ドルを調達したほか、今年はグーグルがWizを320億ドルで買収することで合意したなど高い評価を得ています。

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注目すべき「サイバーセキュリティ」関連のスタートアップを紹介

 ここからは、レポート本誌に掲載されている「サイバーセキュリティ」関連の注目スタートアップを紹介します。

データセキュリティプラットフォーム

Island
セキュリティを重視した業務用ブラウザ

Image : Island HP

顧客データや、組織内の重要な情報を保護するセキュリティ機能を組み込んだ企業向けブラウザ。同ブラウザには、高度なセキュリティ制御機能が実装されており、外部からの悪意あるアクセスや詐欺サイトへの誘導に対してデータが漏洩するのを防ぐ。また、独自のポリシーに沿って必要な機能をカスタマイズできる他、ブラウザ内のアクティビティを可視化した分析プラットフォームも利用可能。2025年3月には複数の著名VCからSeries Eの資金調達を受けた。
※2022年 TECHBLITZ 取材

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IoTセキュリティソフトウェア

Eclypsium
ファームウェア・ハードウェア保護ソフト

Image : Eclypsium HP

デバイスのセキュリティ対策をファームウェア / ハードウェアレベルで実施するクラウドプラットフォーム。同製品はノートPC / サーバー / ルーター等の各デバイスのセキュリティ状況を可視化し、リスク管理や脅威の検出 / 防止を行う。例えば、ファームウェアインプラント / バックドア / ルートキット等によるサイバー攻撃を検出し、アラートを発する。世界最大級の金融サービス企業、代表的なクラウドサービス企業、米国連邦政府等が同製品を利用。2025年1月にはAndreessen HorowitzやQualcomm Venturesなどから出資を受ける。

不正防止マネジメント

Reality Defender
ディープフェイクやAI生成コンテンツの検出

Image : Reality Defender HP

ディープフェイクやAI生成コンテンツを大規模に検出するAI駆動型セキュリティソリューション。同社は、音声やテキスト、画像、動画などのディープフェイクやAIによる生成コンテンツといった合成コンテンツをリアルタイムで検出するAIソリューションを開発。合成コンテンツによる詐欺や誤報、IDなりすまし等を使用した企業や政府機関に対する犯罪防止を支援。これまでSamsung NEXTやAccenture、IBM Venturesなどから出資を受けている。



 「サイバーセキュリティ概況」レポートは、企業がイノベーションを進める際の指針・情報収集ツールの一つとして活用していただける内容となっております。

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