TECHBLITZ編集部では今回、「バイオテック」に関連するOverviewや幅広いカテゴリーの世界の最新スタートアップ情報に焦点を当てた「バイオテックスタートアップトレンドレポート」を作成しました。

このトレンドレポートでわかること

●「バイオテック」関連のテックトレンド(生分解性プラスチック、フード、ヘルスケア …etc)

※今回TECHBLITZ上で配布する「バイオテックスタートアップトレンドレポート」は一部項目のみの短縮版となります。下記コンテンツを含んだ完全版は「BLITZ Portal」会員のみに配布いたします。
[完全版で追加される内容]
・バイオテック分野での大手企業 × スタートアップの協業事例

現状のバイオテック関連の概要

 バイオテクノロジーが私たちの衣食住を大きく変えようとしています。廃棄物や持続可能なバイオマスが有効活用されるようになり、食品から衣類、消費財、医薬品、燃料、建材まで、これまで化石燃料を用いて作られてきた材料や製品の「代替品」が次々と誕生し、幅広い産業をカバーする新たな経済圏「バイオエコノミー」が生まれつつあります。

 その一方で、バイオテクノロジーは環境保全と気候変動対策、エネルギーや食料の安全保障、公衆衛生など、国家あるいは世界レベルの課題の解決に貢献する技術としても注目されています。

 日本でも、「骨太の方針2022」においてバイオテクノロジーが重点投資分野のひとつに指定されました。「バイオものづくりは、遺伝子技術により、微生物が生成する目的物質の生産量を増加させたり、新しい物質を生産するテクノロジーであり、海洋汚染、食糧・資源不足など地球規模での社会的課題の解決と、経済成長との両立を可能とする、二兎を追える研究分野である」*と述べられています。この記述からも読み取れるように、バイオテクノロジーは、社会的課題解決の切り札であり、そして経済成長の原動力と位置付けられているのです。

McKinsey, "The Bio Revolution: Innovations transforming economies, societies, and our lives” より

 日本のみならず、世界各国でバイオテクノロジー推進、バイオエコノミー拡大への機運が高まっています。2020年に発表されたMcKinseyのレポート**では、バイオ革命により今後10〜20年の間に、年間4兆ドルもの直接的な経済効果をもたらし得るとの予測を述べるとともに、「潜在的なノックオン効果(ひとつの変数の変化が、その他の変数に波及的な効果をもたらすこと)、まだ出現していない新しいアプリケーション、さらなる科学的ブレークスルーを考慮すると、この数字ははるかに大きくなる可能性がある」と指摘しています。

 広範にわたる製造業の活性化と社会的課題の解決という、各国が抱える2つのニーズを満たすことができると期待されるバイオテクノロジー。本レポートでは、バイオテクノロジーの力で社会的課題の解決や付加価値の増大に取り組む様々なスタートアップを取り上げました(特殊領域であるバイオ医薬・医療は対象外としています)。皆様の情報収集やアイデア創出の材料のひとつとしてご活用いただければ幸いです。

* 内閣官房「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画
** McKinsey, "The Bio Revolution: Innovations transforming economies, societies, and our lives"

短縮版でも「バイオテック」関連スタートアップ100社超をご紹介

 「バイオテックスタートアップトレンドレポート」は、以下の画像の内容で構成しております。そのうち本記事のフォームから入手できる短縮版では、冒頭の「Overview」と「カテゴリー概要」までのセクションをお読みいただけます。

【11のカテゴリーでスタートアップを紹介】

  • 生分解性プラスチック
  • CO2のアップサイクル
  • 環境改善
  • 燃料
  • フード
  • 食品容器
  • 農業
  • 建材
  • ファッション
  • ヘルスケア
  • バイオインフォマティクス

本記事では、上記カテゴリーの中から、いくつかのスタートアップをご紹介します。

「バイオテック」関連スタートアップをご紹介

生分解性プラスチック

 マイクロプラスチックがもたらす環境や生体への影響に対する懸念から、石油化学物質由来のプラスチックの代替品の開発が急ピッチで進められています。そのなかでもTECHBLITZでは、生分解性や海洋分解性を持ち、自然に還るバイオプラスチックあるいはその原料を提供する企業を取り上げます。

Tidal Vision

Image : Tidal Vision HP

昆虫や甲殻類の殻に含まれるキトサンから、生体適合性、生分解性などの特徴を持つバイオポリマーを生産。独自抽出プロセスで工業レベルの大量生産を実現。同プロセスで出る廃棄物も肥料に転用し、資源のゼロウェイストを追求。

フード

 畜産業が与える環境への影響、アニマルウェルフェア、そして人々の健康意識の高まりなどを背景に、植物由来タンパク質そして細胞培養肉・魚を提供するスタートアップが次々と誕生しています。また、食品分野で数千年の歴史を持つと言われる発酵プロセスが、近年「ルネサンス期」を迎えているようです。微生物の力に依存する発酵プロセスは安定性が課題でしたが、近年、微生物を制御する技術が著しい発展を見せています。

Multus

Image : Multus HP

細胞培養の培地に特化したスタートアップ。機械学習を活用し、細胞培養肉メーカー向けに細胞の成長に最適な培地を設計し、コストを抑えながらスケールアップできるよう支援する。乳製品や皮革の細胞培養にも対応。

農業

 バイオテクノロジーは、病気や害虫に強い農作物の実現を目的としたゲノム編集による品種改良、土壌微生物の力の活用、バイオベースの肥料にはじまり、農作物の鮮度維持、そして農業残滓のアップサイクルまで、農業の様々なプロセスで活用されています。水産業や畜産業分野をターゲットとしたソリューションも紹介します。

Pheronym

Image : Pheronym HP

害虫自身が持つフェロモンを活用した、害虫駆除ソリューション。害虫を捕食する有益な虫と、植物の根を攻撃する有害な線虫の両方に働きかけることができる。農業に欠かせない存在ながら、個体数の減少が懸念されるミツバチにも優しい害虫駆除手法。

ヘルスケア

 ゲノム研究を応用した創薬、ワクチンの製造、テーラーメイド医療、病気や怪我を理由に失われた身体の機能を復元する再生医療、バイオ 3D プリンティング、脳腸相関や腸内細菌叢の研究など、近年のヘルスケア分野の発展は、バイオテクノロジーの進化と切り離して考えることはできません。近年、とりわけ多くのスタートアップが生まれている分野でもあります。

BiomeSense

Image : BiomeSense HP

ヒトの腸内におよそ100兆個、5,000種が生息すると言われる腸内細菌を自宅で継続的にモニタリングできる技術プラットフォームを開発。大規模データベースを構築し、心身の健康や免疫との関係を追求し、精密医療の更なる精密化を目指す。



 グローバルなマクロトレンドの把握や、スタートアップ調査、事業アイデア創出といった場面で、本レポートが少しでもお役に立てれば幸いです。

 「バイオテックスタートアップトレンドレポート」をご希望される方は、「レポートを入手する」より資料請求をお願いします。

※今回TECHBLITZ上で配布する「バイオテックスタートアップトレンドレポート」は一部項目のみの短縮版となります。完全版は「BLITZ Portal」会員のみに配布いたします。

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