このレポートでわかること
●業界別2022年ユニコーン企業(製造・ものづくり、自動車・モビリティ、石油ガス・エネルギー、建設・不動産・スマートシティ、ヘルスケアetc)
※今回TECHBLITZ上で配布する「New Unicorns 2022」は一部項目のみの短縮版となります。下記コンテンツを含んだ完全版は「BLITZ Portal」会員のみに配布いたします。
[完全版で追加される内容]
2022年はVC市場にとって厳しい1年に
時計の針を少し巻き戻すと、2021年は、ベンチャーキャピタル(VC)市場にとって記録的な年でした。パンデミック下で経済活動が抑制される一方で、経済の下支えのための財政刺激および金融緩和政策の影響で投資活動全般が活発化した結果、VC市場でもスタートアップ投資額、誕生したユニコーンの数ともに過去の数字が大きく塗り替えられました。
2021年には約590のユニコーンが生まれ、単純な計算では週に約10社のユニコーンが誕生したことになります。ユニコーンの総数も2021年に1,000社を超え、もはや「希少性が薄れた」という声が聞こえるほどでした。
しかしながら、2022年は、VC市場にとって厳しい1年となりました。2022年第1四半期こそ、前年の勢いが継続していましたが、その後一転、地政学的リスク、エネルギー価格の高騰、インフレ、金利上昇、株式市場の低迷などを背景にスタートアップを取り巻く環境が悪化、VCファームがレイトステージを中心に出資を控えたり、厳しく値付けをしたりする傾向が顕著となりました。
それにともない、2022年第3、第4四半期は新生ユニコーンの数も急減、2022年に誕生したユニコーンの総数は約300社となっています(12月1日現在)。
VCそしてスタートアップにとって試練の時はもうしばらく続きそうです。2022年5月には、著名VCであるSequoia Capitalが、投資先スタートアップに『Adapting to Endure』と題するプレゼンテーション資料を配布したことが話題になりました。今が踏ん張りどころであるとして、環境の変化を認識し、削げる部分を削ぎ、柔軟に適応していくよう促すものでした。
SequoiaのパートナーであるRoelof Botha氏は上記資料の冒頭で、自身がPayPalのCFOを務めていた2000年初頭にドットコム・バブルが弾けた当時を振り返り、生き残るために集中し、変化に敏感に反応し、行動を起こしたことが、数年後の黒字化と事業の飛躍につながったと語っています。
同様に、ドットコム・バブル崩壊後の冬の時代を生き抜き、市場環境が改善を見せるやいなや急成長を遂げたAmazonやGoogleといった「元」スタートアップ、「現」テックジャイアントたちの軌跡を念頭に置いたならば、厳しい環境下で成長を遂げて、ユニコーンの称号を得たスタートアップが将来どのように化けていくか、楽しみであるとも言えます。
本レポートでは、2022年にユニコーンの地位を獲得したスタートアップのうちTECHBLITZがフォローする12カテゴリーを代表する企業、大手企業とユニコーンの協業、さらに特集として近くユニコーンに変身することが期待される「ネクスト・ユニコーン」企業を紹介します。
2022年に誕生したユニコーンの総数は約300社
「New Unicorns 2022」は、以下の画像の内容で構成しております。そのうち本記事下部のフォームから入手できる短縮版では、冒頭の「Overview」と「各カテゴリー概要」のセクションをご提供しています。
「各カテゴリー概要」では、2022年に新たにユニコーンとなった中で注目するテックカテゴリー概要と、その領域における代表的なスタートアップを紹介しています。紹介するスタートアップは、直近の資金調達情報や事業概要や報道記事を元に、TECHBLITZ編集部にて有望性や独自性を判断して選定しています。
- 製造・ものづくり
- 自動車・モビリティ
- 化学・材料
- 小売・物流
- 石油ガス・エネルギー
- 金融・保険
- IT・セキュリティ・通信
- 建設・不動産・スマートシティ
- 農業・フード
- ヘルスケア
- 業務効率化ツール
- 広告・マーケ・コンシューマー
日本企業が現状のトレンドを予測するうえで、またオープンイノベーションの進め方を考えるうえで、本レポートがお役立ていただければ幸いです。
「New Unicorns 2022」短縮版をご希望される方は、下記フォームより資料請求をお願いします。
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