Image: Volterra
マルチクラウドまたはエッジ環境において、分散されたアプリケーションとインフラストラクチャのディプロイメントやセキュリティと、オペレーションを自動化するソフトウェアをクラウドで提供するVolterra。今回はCo-founder & CEOのAnkur Singla氏に話を聞いた。

全体をデータの塊とみなし、SaaSで継続的な運用を担う

―まずはVolterraのサービスをご紹介ください。

 Volterraの主要サービスは「VoltMesh」と「VoltStack」の2種類です。「VoltMesh」は、グローバルに分散されたネットワークおよびセキュリティサービスだと考えてください。「VoltStack」は、分散されたアプリケーションおよびインフラストラクチャの管理プラットフォームです。この2つを使うことで、マルチクラウド、シングルクラウド、ハイブリッドクラウドまたはエッジ環境におけるソリューションを構築することができます。

 ソフトウェアをディプロイした後、企業内でライフサイクル管理することは非常に難しい課題です。当社は、継続的な運用を重視し、オンプレミスではなくSaaSとしてご提供しています。現行版は、今月だけで3回更新を行いました。  

Ankur Singla
Volterra
Co-founder & CEO
スタンフォード大学で電気工学の修士号を取得。Cisco SystemsにてSystem Architect、Juniper NetworksにてSr Director、ArubaにてChief Technology Officer & VP Engineeringを務めた。2012年7月にContrail Systemsを設立、CEOを務め、同年12月にJuniper Networksに買収され同社のVP/GMに就任。2017年にVolterraを設立。
 

―競合他社にはない、御社の強みはどのような点でしょうか。

 VMwareが、当社と同様なソリューションを提供していますが、VMwareの場合は、自社で開発するのではなく、関連する技術を持ったスタートアップを多数買収しています。また、SaaSではありません。

 必要な全ての機能を備え、一元的な管理が可能で、グローバルな「吸収性」とポリシーを備えたソリューションをSaaSとして提供しているのは当社だけです。これが他社との大きな違いです。

Image: Volterra

日本企業はタフだが善い顧客

―米国外ではヨーロッパと日本での展開を進めていると伺いました。

 当社の開発チームやオペレーションチームの半分はヨーロッパの拠点に所属しています。ヨーロッパに特に力を入れてきたので、既に30社以上の顧客がおり、市場において強固なポジションを築けています。ヨーロッパは当社にとって、米国以外では一番大きい市場です。そして、その次の市場として日本を選び、日本法人も設立しました。

―なぜアジアで日本が選ばれたのか、理由を教えていただけますか。

 日本を選んだ理由は3つあります。特定分野で日本は先見的な考え方を持っていますし、アーリーアダプターとなることがあります。そして、当社サービスのユースケースは、知能機械やインテリジェント・システム分野で多いことがもう1つの理由です。複数の日本の大手メーカーがリードする分野なので、そうした企業の長期的な製品計画に早くから加わりたいと考えていまます。最後の理由としては、過去に多くの日本企業と仕事をしたことがあるからです。日本企業は、タフですが、私たちと協力して製品の改善に尽くしてくれるとても善い顧客でした。

「適切な」戦略的な投資はいつでも歓迎

―知能機械分野以外でターゲットにしている業界がありますか。

 知能機械、ゲームやハイテク業界と、他には、自律システムやロボットシステムが使われている業界が主なターゲットで、既に顧客がいる業界です。

―日本では、伊藤忠テクノソリューションズ社がVolterraのサービスの取り扱いを始めています。今後、他の日本企業からの戦略的投資は可能でしょうか。

 適切なパートナー関係を持てる企業からの戦略的投資はいつでも歓迎します。



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