サプライチェーン管理は、エクセル手入力の作業ばかり
―どのような経緯で起業したのですか。
社会に出てからずっとサプライチェーンに関わる仕事をしてきました。グローバルな巨大企業からスタートアップまで様々な組織規模を経験して、世界中を出張して、どこにでも共通することがありました。
それは、サプライチェーン分野の作業は手入力、そしてしんどいということです。ほとんどがエクセルで管理されていて、もっと改善できるのではないかと思っていたのです。
―どのように改善したのでしょうか。
SalesforceやHubSpotのようなプラットフォームは、営業担当者が効率的に情報を管理したり可視化したりできますよね。GreenhouseやGoogleHireは採用担当者が専門家を雇ううえで効率的にオフラインの情報をオンラインに入力できます。
私たちはこれと同じようなことを目指し、支店がサプライヤーにおける製品を追跡でき、製品情報や配達などを管理できるようにしました。
企業のコストカットに寄与。アジアでブランド側にも働きかけ
―導入企業にはどのようなメリットがありますか?
私たちの商品は破壊的革新をもたらします。サプライヤーのデータベースを作り、参照できるようにしています。ワークフローも自動化して、リマインダー機能や可視化できる機能があります。これにより効率化が図られ、利用する企業は少ない人員で管理ができるようになります。
―収益モデルは?
BtoBのSaaSモデルをとっています。メインとなるターゲットは中小・中堅企業ですね。
―日本やアジアにも展開しますか?
アジアは大きな可能性を感じていて、今すでにチームを置いています。これからブランドサイドにも力を入れていきます。言語によって大きく左右されるものではないので、言葉の壁もすぐに克服できると考えています。