デジタル製造に使える、次世代エンジニアリングソフトウェアnTopology

デジタル製造に使える、次世代エンジニアリングソフトウェアnTopology

3D Printing / New York / Startup / nTopology
2020/01/27
航空、防衛、自動車、医療機器などの高性能部品を迅速に設計・製造できるソフトウェアを提供するnTopology。エンジニアの情報共有、共同作業も容易になるなど、従来のCADツールの課題を解決している。CEOのBradley Rothenberg氏に話を聞いた。

3D設計を効率的に

―どのような経緯で創業をしたのでしょうか。

 大学で物理と建築を学び、3Dプリンターの領域でリサーチの仕事もしていました。その前後で企業が3Dプリンターに関心はありながらも使いこなせていないことに気がつき、ビジネスチャンスを見出しました。

  まずプロトタイプを作ってみたところ、NikeやAirbus、医療機器メーカーなどに売れたので、それを元手にビジネスを立ち上げました。

Bradley Rothenberg
nTopology
CEO
University of Colorado Boulder卒業、Pratt Instituteで建築を学び、2009年に卒業。その前後で研究の仕事をする中で、企業が3Dプリンターに関心はありながらも使いこなせていないことからビジネスチャンスを見出し、2015年にnTopologyを設立し、CEOに就任。

―具体的に何ができるのでしょうか。

 以前のCADツールでは難しかった複雑なものであっても、3Dモデルを効率良く設計することができます。

 現在最も多い用途は、航空産業や防衛関係の高性能部品です。その次に多いのが自動車関連で、医療機器や家電でも急速に利用されるようになっています。

 ソフトウェアは3Dプリンター以外にも対応していますが、3Dプリンターで実際に作ることが最もよいでしょう。工程が自動化されており、何千倍ものスピードで製造ができます。製造したものが壊れることもなく、信頼性は高いと自負しています。

チームでの情報共有、共同作業も容易に

―どのような企業が顧客になっていますか。

 エンジニアを多く抱えていて、大きな機器をデザインするのに共同作業をしているような企業です。Lockheed Martin、GEのような企業が顧客となっています。

 誰かが設計したものをシェアして編集するなどの作業も簡単なので、1人のエンジニアが設計するものでも、多数で共同作業する場合にも便利です。以前はチーム作業も難しかったのです。

―どのようなプロセスで導入するのでしょうか。

 まずは1つのパイロットをしてみます。数人のユーザーで始めてみて、ワークフローを経験してもらいます。最初からすべてのプラットフォームを理解する必要はありません。そこから新しい領域を広げていけばいいのです。違う製品を作るときに、部分的にパイロットのワークフローを活かすこともできます。

―アジア展開はどう考えていますか。

 アジアで拠点を置くことも考えています。日本にはパートナーがおり、既に日本市場への進出が始まっています。日本以外では中国、インドにも関心を持っていますが、まずはパートナーを置き、現地拠点を開設する流れで考えています。

設立 2015年
事業内容 設計製造のためのエンジニアリングソフトウェア
資金調達額 2760万USドル(2020年1月現在)
拠点 New York
URL https://ntopology.com/
関連記事
3Dプリント製品のデザイン・設計・生産・販売・販売管理・配送までを支援するShapeways
3Dプリント製品のデザイン・設計・生産・販売・販売管理・配送までを支援するShapeways
3Dプリント製品のデザイン・設計・生産・販売・販売管理・配送までを支援するShapewaysの詳細を見る
新素材を用いた3Dプリンティング技術を持つArevo
新素材を用いた3Dプリンティング技術を持つArevo
新素材を用いた3Dプリンティング技術を持つArevoの詳細を見る