Image: CoreOS
CoreOSはY Combinator出身、オープンソース型のアプリケーションオペレーションシステム「CoreOS」を提供するスタートアップ。2013年創業からわずか2年でSequoia Capital、Accel Partners、Andreessen Horowitz、Kleiner Perkins などから累計$20 millionの資金調達。2015年10月にはエンタープライズ向けの商用コンテナ・クラウドプラットフォーム「Tectonic」を正式にローンチし、これからの躍進に期待がかかる。今回のインタビューではCEOのAlex Polvi氏に、CoreOSの概要、シリアルアントレプレナーである彼自身の経歴などを聞いてみた。

Alex Polvi
CoreOS
Co-Founder & CEO
オレゴン州立大学に入学し、エンジニアリングを専攻。2005年にMozillaに入社し、事業開発のマネージャーを務める。Mozillaの経験を生かし、Cloud Kickを創業。Cloud Kick をRocket Spaceへ売却後、2013年にCoreOSを設立、Co-Founder & CEOに就任。

堅固でシンプルなOS管理ツール

―まず御社のサービス内容を教えてください。

「CoreOS」は、オープンソース型のオペレーションシステム。特徴としては、高いセキュリティ、スケーラビリティ、使いやすさを兼ね備えている点です。また導入時に懸念される容量も限りなく小さくしており、誰でも簡単に導入することができます。

 一般的にこういったサービスは、かなり複雑な形になりがちです。しかし、CoreOSの場合、ユーザー視点に立ち、この複雑な仕組みをより簡単にかつシンプルに利用できるように心がけています。

―どういった企業が御社のサービスを利用しているのですか?

「CoreOS」はオープンソースなので、具体的なユーザー数は特定しづらいのですが、おそらく10万以上のユーザーが私たちのサービスを利用しています。銀行、通信会社、プロバイダーなどが商業的に利用しています。

データセンターとクラウドサービスを一括管理

―御社のビジネスモデルをお聞かせください。

 これまで当社はオープンソース型のビジネスを行ってきました。その中で、2015年10月、ついに商業用のサービスをスタートさせました。それが「Tectonic」です。「Tectonic」はエンタープライズ向けの商用コンテナ・クラウドプラットフォームです。これを使えば誰でも独自のデータセンターや、Google、Amazonのような大規模なWebサービスを作ることが可能になります。

―「Tectonic」を導入することで、どんなメリットがありますか。

 データセンターとクラウドサービスを一括管理できるようになる点だと思います。一般的にその二つのシステムを抱える企業は、その管理にとても苦労しています。クラウドサービスもデータセンターもとても複雑なシステムですからね。「Tectonic」を導入すれば、その二つのシステムを非常に簡単に扱えるようになるのです。

経験とミッションを持って2度目の起業にチャレンジ

―あなたはシリアルアントレプレナーです。どういった経緯で、このビジネスを始めたのでしょうか。

 起業にはミッション、信念、専門的知識が必要不可欠です。さらに他の人よりも問題解決がうまくできること、それを支えるチームも大事です。私の場合、セキュリティとインフラ関連のビジネスに携わってきた経験、知識、人脈がありました。もう一人の創業者であるブランドンも同じ分野において、非常に豊富な知識、人脈を持っていました。そのため、セキュリティとインフラの分野で、必ず大きな問題解決ができると考えたのです。

 インターネットのインフラを考えてみてくだい大小問わず様々な企業がセキュリティインフラの構築に関する知識不足により苦労しているのです。別の視点から言えば、その市場は大きく、我々としても大きな成果を出せる場だと考えています。

著名ベンチャーキャピタルから資金調達できた理由

―なぜSequoia Capital、Accel Partners、Andreessen Horowitz、Kleiner Perkinsなど名だたる有名ベンチャーキャピタルがCoreOSに出資する事を決めたと思いますか?

 将来有望なビジネスモデルだと評価したのでしょう。有望なビジネスモデルを持った企業は社会に大きな利益を社会にもたらします。ベンチャーキャピタルたちはCoreOSのモデルをそう評価したのだと信じています。彼らは第二のGoogleやFacebookといったような超大型のインフラ企業を生み出そうとしています。

―今後のアジア展開について考えを聞かせてもらえますか。

 すでにアジアに向けてオープンソースのサービスは出しています。具体的な進出の計画はこれから立てていくことになりますが、Webサービスをもっている会社なら、どこでも当社のサービスを利用できると思います。金融系企業、ゲーム会社など、ほとんどの業種ですね。コンテナシステム構築を考えている企業ならば、ビジネスの話ができると思います。



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