このトレンドレポートでわかること
●「インシュアテック」関連のテックトレンド(ウェルネス、ライフスタイル、商品設計、顧客満足度の向上 etc)
※今回TECHBLITZ上で配布する「インシュアテック Trend Report」は一部項目のみの短縮版となります。下記コンテンツを含んだ完全版は「BLITZ Portal」会員のみに配布いたします。
[完全版で追加される内容]
保険業界の課題解決支援だけではなく、あり方まで変革する可能性を秘めるインシュアテック
保険はリスクを分散して経済的な保障を提供することで人々の安全な暮らしや企業の安定経営を支えていますが、変化の激しい今日の社会で十分に機能するためには、保険会社、代理店、消費者のそれぞれが抱える様々な課題を解決していく必要があります。保険業界に顕在する課題の解決を支援するだけではなく、そのあり方までも変革する可能性を秘めているのがInsurtech(インシュアテック)と呼ばれる企業やサービスです。
2010年頃にフィンテックから派生し、2020年には米国企業が次々にIPOに至ったことで特に注目を集めたInsurtechですが、直近の投資状況はやや減速傾向にあります。CB Insightsのレポートによりますと、2022年の第2四半期の資金調達額は$2.4B(約35.5億ドル)で、昨年から急減した第1四半期から横ばいを維持しています。*1
一方で、右図のようにInsurtech企業のわずか10%を占めるユニコーンまたは大規模なスタートアップに全体の調達額の75%が集中しています。*2 また、Insurtech企業のM&Aは2022年上半期だけで46件にのぼり、これは2021年の件数の79%にあたります。**3 これらのことから、Insurtech関連のビジネスモデルやテクノロジーはある程度淘汰されてきており、より洗練され実社会に即したサービスへと成熟してきていると言えます。
最近のトレンドとしては、テクノロジーやデータを活用することでより迅速かつ適切に生活や資産を守る「マイクロ保険」や「テレマティクス保険」といった、より合理的で便利な形の保険商品が一般の消費者/法人向けに普及し始めています。
また、Insurtechによる変革は保険商品だけにとどまらず、マーケティング、リスク評価や査定から請求管理といった保険業の実務においても進んでいます。例えば、ローコードまたはノーコードのツールによる業務の効率化や、AI、ビックデータ、テレマティクス、ブロックチェーンなどによる新たな商品やサービスなど、各種テクノロジーが保険業界全体を進化させています。
本レポートでは、トレンド性のある保険商品や保険業界の業務を支援するサービスや技術をカテゴライズし、それぞれの領域で有望なスタートアップをご紹介しています。また、特集では近年の気候変動などを要因とした自然災害や予期せぬリスクに対する「レジリエンス」を取り上げています。巻末では国内外の大手企業とスタートアップとの協業 / 導入事例をご紹介します。
*1 CB Insights “State of Insurtech”
*2 NTT Data ”Insurtech 22 Global Outlook”
**3 CB Insights “State of Insurtech”
インシュアテック企業のM&Aは2022年上半期だけで46件にのぼる
「インシュア Trend Report」は、以下の画像の内容で構成しております。そのうち本記事下部のフォームから入手できる短縮版では、冒頭の「Overview」と「カテゴリー概要」のセクションをご提供しています。
「カテゴリー概要」では、「インシュアテック」領域の注目テックカテゴリー概要と、その領域における代表的なスタートアップを紹介しています。紹介するスタートアップは、直近の資金調達情報や事業概要や報道記事を元に、TECHBLITZ編集部にて有望性や独自性を判断して選定しています。
- ウェルネス
- 生命保険
- ライフスタイル
- バイトサイズ&フリクションレス
- モビリティ
- P2P&ソーシャル保険
- 中小企業向け保険
- 福利厚生
- 商品設計
- 査定&リスク評価
- 販売&マーケットプレイス
- 保険請求
- 顧客満足度の向上
日本企業が現状のトレンドを予測するうえで、またオープンイノベーションの進め方を考えるうえで、本レポートがお役立ていただければ幸いです。
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