このトレンドレポートでわかること
●物流&サプライチェーン領域のトレンド(資金調達状況、日本企業連携例、注目領域)
●注目スタートアップ60社の概要
国際取引によって複雑化するサプライチェーンやEコマースの急速な普及、COVID-19の拡大にともない、今日の物流業界では大胆な変革が行われています。それに応えるように、新技術や新サービスをもった多くのスタートアップ企業がうまれ、ロジスティクス・サプライチェーン全体の最適化や可視化が行われています。COVID-19流行以降は、ロボットとの協業・自動化、非接触での配送、ドローン輸送などの分野で、技術革新やサービス展開が加速しています。
「TECHBLITZ」編集部では今回、これらの物流およびサプライチェーン関連スタートアップに、さまざまな角度から光を当てた「物流&サプライチェーンスタートアップ トレンドレポート」を作成しました。
米国やアジアで数々のユニコーン企業が誕生
本レポートの冒頭では、世界の主要地域における過去 5 年間の投資トレンドを追っています。スタートアップ大国の米国と、政府が成長を後押しするアジアでは数々のユニコーン企業が誕生しており、2016年と2018年ではアジアで、2018年と2019年では米国で大型資金調達が多く見られました。
投資トレンドのほか、同分野の累計資金調達額のトップ10企業リスト、COVID-19流行後に特に動きが加速した領域、そして日本企業とスタートアップの協業事例を紹介しています。
有望な物流系スタートアップ60社
レポートの後半には、「TECHBLITZ」編集部が注目する同分野のスタートアップ企業60社のリストも掲載しました。物流フローの各段階における注目企業を、サービス概要や出資VCなどと共に把握いただけます。「2000年以降に設立」「資金調達累計額が1000万USドル以上」「EXITしていない」などを前提条件に、企業の有望性や独自性を判断しつつ7カテゴリーに分類しました。
■掲載スタートアップカテゴリー
・サプライチェーンマネジメント
・フォワーディング
・自動化 & ロボティックス
・フルフィルメント/倉庫サービス
・トレーサビリティ
・配送
・ドローン輸送/コールドチェーン
ここからは、新型コロナウイルスの流行によって動きが加速した注目領域のスタートアップを紹介します。
Geek+(自動化 / ロボティックス)
Image: Geek+ HP
中国の物流ロボットソリューションを代表する企業の 1 つです。ピッキングロボットや無人搬送車
(AVG) といった自律分散型ロボットを主体とした物流業界向け自動化ソリューションを提供しています。
本拠地 :China
設立年 :2015年
資金調達額:4億3940万USドル
シリーズ :Series C
URL :http://www.geekplus.com.cn
主な支援先:GGV Capital, Gaorong Capital, Vertex Ventures, 他
Gojek(配送)
Image: Gojek HP
インドネシアの配車 / 配送サービスを代表する企業です。バイク配車サービスのほか、デリバリーやペイメントサービスも包括した " スーパーアプリ " を提供しています。
本拠地 :Indonesia
設立年 :2010年
資金調達額:48億4300万USドル
シリーズ :Series F
URL :https://www.gojek.io
主な支援先:Facebook, Tencent Holdings, Google, 他
Zipline(ドローン輸送 /コールドチェーン)
Image: Zipline HP
ドローンによる医薬品配送サービスを提供する米国企業です。ルワンダで商用サービスを開始。今
後は米国にて小売店からの商品配送サービスも行う予定となっています。
本拠地 :US
設立年 :2011年
資金調達額:2億3300万USドル
シリーズ :Series D
URL :http://flyzipline.com
主な支援先:Goldman Sachs, Sequoia Capital, GV, 他
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